【SNSマーケティング】SNSの選び方と始め方を具体的に解説します。

SNSマーケティング

総務省の調査では、日本のソーシャルメディア利用者数は、2022年の1億200万人から2027年には1億1,300万人に増加すると予測されています。
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd247100.html

年代別に見ても、10代20代の利用率が60~70%と高水準なのはイメージ通りだと思いますが、例えば40代から60代であっても、SNSに対しメールが僅かに上回る程度であり、決して低くはありません。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000887588.pdf


利用時間についても、様々な調査で、1日に60分から70分くらいの時間をスマートフォンからインターネットに接続していることが分かっています。端末の高性能化、通信の高速化、そして、SNSプラットフォームやそのコンテンツが充実して来たことで、多くのスマホユーザーがSNSを利用するようになっており、企業としても、SNSを通じたマーケティングやブランディングは重要な手法の一つとなっています。

実際、新しい物やサービスを購入するか考えているとき、その評判がどうなのか気軽にSNSで検索し、その評判によって購入するかどうかを決めたことがある人もいると思います。上記のようにユーザー数が拡大しているだけでなく、顔も本名も知らない人の評価なのに参考に購入するかどうかを決めている訳ですから、消費者にSNSが浸透し、信頼性や影響度も非常に大きくなっていると言えるのが分かると思います。


こういったユーザー数や影響度に比べ、非常に安価かつ手軽に最初の一歩踏み出すことができるため、SNSマーケティングは大きく注目されています。効果的な運用ができれば自社のメッセージを多くのユーザーに対しタイムリーに伝えられるので、ブランドを強化しビジネスの拡大に繋がります。

そこで今回は、これからSNSを使ってブランディングやマーケティングをしようとしている方向けに、自社のビジネスに合った正しいSNSマーケティングのプラットフォームの選び方、SNSマーケティングを開始する前に必ずやっておきたい事前準備の仕方、SNSを実際にビジネス運営していくためのロードマップを分かり易く解説していきます。

【SNSマーケティング】SNSの選び方と始め方を具体的に解説します。

まず、プラットフォーム(Instagram、YouTube、X(Twitter)、TikTok、Facebook)を選択する

SNSマーケティングに取り組む際、一番初めに着手すべき最初のステップは正しいSNSプラットフォームの選定です。

SNSと一言で言っても、SNSの中にはInstagram、YouTube、X(旧Twitter)、tiktokなど様々なプラットフォームが存在します。それぞれユーザー層や特長が違うので、できればすべてのSNS上で情報を配信した方がより幅広いターゲットに配信することができ、自社のブランド、ビジネス、プロダクトの存在を認知しやすくなります。しかし、SNSマーケティングの開始初期においては、複数のSNSプラットフォームをやろうとすると、どれも中途半端なものになり、ユーザーにとって魅力的な情報を発信ができず、成果に繋がり難くなります。例えば筆者は勤務時代、自社のウェビナー(オンラインセミナー)の録画データを編集してYouTubeにUPしていましたが、ITグループの支援を受けながらだったのに既存業務を抱えながらでは月に2本が精一杯で、Facebookアカウントまでは手が回りませんでした。 ですから、これからSNSマーケティングを始めようとしている方にお勧めなのは、まずは一つのSNSプラットフォームに絞って特化して情報発信することです。

プラットフォーム

プラットフォーム選択のための3要素

ここからは、プラットフォームを選択するための具体的な検討要素を解説します。

現在のユーザー層や今後のターゲット層との親和性を検討する

SNSプラットフォームを選択する際の基準は、そのSNSプラットフォームの利用者がどのような人たちで構成されているのか、構成している人たちがどのくらい活発に情報の受発信をしているか、自社の現在のユーザー層や今後のターゲット層とどの程度一致しているか、といった点です。

前述の総務省調査によると、例えばInstagramは前年代を通じて40%から70%の利用率となっています。特に10代から30代は70%前後で推移しており、同調査にはありませんでしたが、ファッションや美容、健康、フード、トラベルなどのライフスタイル関連のコンテンツが好まれる傾向にあります。また、X(Twitter)は全年代を通じて40%前後の利用率ですが、20代は78.8%と高い利用率です。Facebookは全年代で減少傾向ですが、現実世界との繋がりの強さから、今でもビジネス用途での信頼度は高いです。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000887588.pdf

SNSプラットフォームを選ぶときには、つい、普段プライベートで使い慣れているプラットフォームを選びたくなりますが、プラットフォームの特性、自社の現在のユーザー層と今後のターゲット層とのマッチング、投稿するコンテンツとの親和性など、ビジネスの観点からしっかり検討し、戦略的に選びましょう。

自社ビジネスとの親和性を検討する

ビジネスアカウントの場合、業種やジャンルによってSNSの相性が異なります。
例えば、B to Cのビジネスなら、一般的にはInstagram、X(Twitter)、YouTubeなどビジュアルや即時性に優れたプラットフォームが良いと言われています。一方、B to Bのビジネスでは、情報量が多く信頼性の高いFacebookやYouTubeが良いと言われています。
また、ターゲット層の年齢や性別などの基礎的な情報だけでなく、趣味や興味関心などの心理的な要素も考慮します。同じ年齢でも興味が異なるため、ターゲット層がどのSNSを利用しているかを把握することが重要です。

自社の強みを活かせるかを検討する

自社ビジネスに対するノウハウ、知識、情報量など、強味を活かせかという点も重要な検討要素です。
例えば、YouTubeやFacebookで専門性をアピールしようと思っても、まだビジネスを始めたばかりで事例が少なければ、情報発信が困難でしょう。その場合、手軽に情報を発信でき、ユーザーとコミュニケーションを取りやすいX(Twitter)などから始めるのも一法です。
なお、強味の活用を検討する場合、ライバル・競合を考えることは重要ですが、強いライバルがいるからといって必ずしも止める必要はありません。ターゲット層、アカウントのコンセプト、投稿内容などの工夫により差別化できるなら、ライバルではなくベンチマークになるかもしれません。また、特に初期段階においては、ライバルとの差別化と同時に、ライバルの戦略やコンテンツからヒントを貰い、自社のSNSマーケティングに活かして行くことも重要です。

各SNSプラットフォームの特徴

SNSのプラットフォームには、それぞれ以下のような特徴があります。上記の検討要素を踏まえて、自社のビジネス、ブランド、運用目的とマッチングするものを選びましょう。

Instagram

Instagramは全世界で10億人を超える幅広い年齢層のユーザーが利用しており、特に20代から30代のユーザーが多い傾向があります。視覚的なコンテンツが重視され、美しい写真や魅力的な動画を活用して製品やサービスの魅力を伝えることがポイントです。例えば、ファッションブランドが最新のコレクションをモデルが着用した写真を投稿したり、レストランが料理の写真や料理の制作過程を動画で公開することが挙げられます。

ビジネスでは、製品やサービスの紹介、ブランドのストーリーの投稿、そして顧客とのコミュニケーションを図ることが重要です。Instagramを活用して製品やサービスの魅力を伝えることで、顧客の興味を引き、ブランドのストーリーを投稿することで顧客との共感を深め、ブランドロイヤルティを高めることができます。また、ユーザーからのコメントやメッセージに迅速に対応し、顧客満足度を向上させることも重要です。

Instagramのメリットとしては、視覚的なコンテンツを活用することで広告効果が高まり、顧客とのコミュニケーションがリアルタイムで行える点が挙げられます。そのため、ユーザーが実際に商品を見れるB to Cのビジネスには適していると言われています。一方で、中間財を扱うB to Bのビジネスや、実物商品が無いサービス業の場合は、創造力を喚起させる作業風景とともにメッセージを投稿するなど、運用にも工夫が必要です。他のプラットフォームに比べて比較的多いアルゴリズムの変化に対応する必要があることも、留意点となります。

YouTube

YouTubeは幅広い年齢層に利用され、20代から50代のユーザーが特に多いプラットフォームです。この年齢層では、様々な専門知識や実演動画など情報量が多いコンテンツに関心が高い傾向があります。

具体的な例を挙げると、美容製品のレビューやメイクアップのチュートリアル、料理のレシピや調理法の解説、DIYプロジェクトの実演、製品のレビューや解説、専門知識を伝えるチュートリアル、商品の実演やデモンストレーションなどが人気です。比較的動きの少ないビジネス系のテーマでも、図表を取り入れる、対談形式にする、実際の操作を見せるなど、工夫をしている動画の方が評価が高まり易い傾向があります。

ビジネスの活用例としては、製品やサービスの紹介やデモンストレーション動画の投稿が挙げられます。さらに、専門知識やノウハウを伝えるチュートリアル動画の公開や企業のストーリーや裏側の取り組みを公開する動画の制作も効果的です。このように、他のSNSやブログだけでは伝えきれない情報量の多い動画を配信することで、自社の専門性や権威性をブランディングするために有効です

YouTubeのメリットは、広告効果が高く、幅広い視聴者層にリーチできることです。さらに、視聴者がコンテンツに関心を持っている場合は、長時間視聴してもらえる可能性が高いため、製品やサービスの詳細な説明やデモンストレーションを行うことができます。
一方で、YouTubeのデメリットは、コンテンツの制作には時間や費用がかかるため、十分なリソースを確保する必要があることです。

Twitter

Twitterは、主に20代から40代の幅広い年齢層に利用されています。短文や画像、動画などを通じて情報をシェアし、リアルタイムでのコミュニケーションが特徴です。たとえば、最新のニュースやトレンド、興味深い記事やブログのリンク、イベントの告知などが投稿されます。

ビジネスにおいてTwitterを活用する方法は多岐にわたります。例えば、製品やサービスのプロモーション、最新情報やイベントの告知、顧客とのコミュニケーション、ブランドの認知度向上などがあります。また、ハッシュタグや検索機能活用して特定のトピックに関連する投稿をまとめたり、リツイートやいいねを活用してコンテンツの拡散を図ることも効果的です。

Twitterのメリットは、大きく3つあります。
1つ目は、他のSNSに比べて非常に簡単に始められることです。動画はおろか写真も不要で(添付することは可能です)、アカウントを作って140字以内の投稿をするだけですぐに始められます。
2つ目は、リアルタイムでの情報伝達やコミュニケーションが可能なことです。
3つ目は、いわゆるバズることに成功すれば、あっという間に数万件のインプレッションを得ることができるなど、拡散力が高いことです。

一方で、Twitterのデメリットは、様々なユーザーから次々に新しい投稿が流れて来て、投稿の寿命が比較的短いことです。また、ポジティブなバズだけでなく、ネガティブなバズも比較的起きやすいことにも注意が必要です。そのため、これは他のSNSにも言えることですが、普段から不用意な投稿をしないように気を付けるだけでなく、ネガティブなコメントや批判的な意見があった場合にも、慎重に対応する必要があります。

TikTok

TikTokは、特に10代から20代の若年層を中心に広く利用されています。ショートムービー形式の投稿が主流であり、音楽やダンス、コメディ、チャレンジ、DIYなど様々なジャンルのコンテンツが人気です。

ビジネスにおいてTikTokを活用する方法は、ブランドや製品のプロモーション、商品のデモンストレーション、チャレンジやキャンペーンの実施、フォロワーとの対話などが挙げられます。また、有名なクリエイターやインフルエンサーとのコラボレーションも効果的な戦略の一つです。

TikTokのメリットは、若年層にアプローチしやすいことです。また、独自のアルゴリズムによって、優れたコンテンツがバイラルに広まる可能性があります。さらに、クリエイティブな表現が求められるため、ブランドのイメージアップやユーザーとのエンゲージメントを高めるのに適しています。
一方で、TikTokのデメリットは、YouTubeほどではありませんが、コンテンツの制作や編集に時間と労力がかかることです。

Facebook

Facebookは、幅広い年齢層に利用されており、特に30代から50代のユーザーが多いです。ユーザー数は世界的に約20億人に達しており、多くのユーザーが日常的に利用しています。

投稿内容の特徴は、テキストや画像、動画などさまざまな形式のコンテンツが共有されることと、他のSNSに比べて投稿文字数が非常に多いことです。特に、テキストのみの場合は6万字以上OKと言われており、長文で自社のビジネスやブランドストーリーについて、丁寧に説明することが可能です。

ビジネスへの活用例としては、新製品の紹介やサービスの案内、イベントの告知、企業の取り組みや社内の雰囲気を紹介する投稿があります。また、Facebookグループを活用して顧客とのコミュニティを築き、商品やサービスに関するフィードバックや質問に応えることができれば、ファンの拡大にも繋がります。

Facebookのメリットは、広範なユーザー層にリーチできることや、年齢・地域・性別など細かく条件設定できるため広告ターゲティングの精度が高いことです。また、豊富な機能や分析ツールを活用して効果的なマーケティング戦略を立てることができます。一方で、情報過多や広告の過剰投下によるユーザーの疲れなど、デメリットもあります。 留意点としては、適切なコンテンツ戦略やターゲティングが重要であり、ユーザーとのコミュニケーションを大切にすることが成功の鍵となります。また、定期的な分析と改善が必要です。

自社のビジネスやブランドに合った魅力的なアカウントの作成

SNSプラットフォームを選択したら、アカウントを作ります。

アカウントは、ただ単にユーザー登録をして終わりではありません。ビジネスアカウントの場合、写真やプロフィール、今後発信して行く内容、他ユーザーとの交流方針など、様々なことを事前に決めておく必要があります。これをせずに最初の戦略構築段階で方向性を大きく間違えてしまうと、運用段階で軌道修正するためには膨大なエネルギーを使うことになりかねません。

【事例紹介】
筆者が勤務時代、初めて自社のSNS運用を任された時点で、フォロワーは確か3,000人弱くらいという状況でした。万アカではありませんが、同業他社の中では多い方だったと思います。
前任の担当者はいわゆる「中の人」としてフレンドリーな雰囲気で、朝ジムに寄って来たこと、夕食のお好み焼き、実家の猫の話しなどを毎日数件投稿しており、硬いのイメージだったその会社にしては意外に思われたのか、フォロワーからの反応も毎回10件以上はあり、一見して、活発なアカウントに見えまていました。当時は私もまだSNS運用を始めたばかりだったので、ちゃんとレールが敷かれていて楽そうだと思ったのを覚えています。

しかし、担当した翌月、自社のイベントに集客をしようとして、SNS運用が全く失敗していたことに気が付きました。それまで、犬や猫や食べ物のことを投稿していた時にはそれなりに反応があったのですが、本来のビジネスに直結した話題になったら、ほとんど反応がありませんでした。
そこで、フォロワーのアカウントを一人ずつ、そのまたフォロワーや普段反応している内容を見ていったところ、趣味の話しが大部分であり、当時の勤務先だけでなくビジネスの話し自体に全く反応していませんでした。つまり、勤務先のフォロワーは、硬いイメージなのに砕けた内容を面白がっていただけで、ビジネスには全く興味を持っていなかったのです。これでは、フォロワー0人と全く変わらない状態だと思い、非常に落胆したことを覚えています。

上記事例のように、SNSの発信軸はとても大事です。
つまり、「魅力的なアカウント」とは、メッセージが明確であり、それがフォロワーにとってどんな価値をもたらすのかが明確なアカウントです。

フォローされやすいアカウントの作り方については、各SNSで少しずつ違っており、アルゴリズムの変化によっても影響を受けます。ユーザーネームやアカウント名、写真やイラストなど、検討項目も幅広いですが、本記事はそれらの解説が目的ではないので、詳細は専門紙などの解説に任せます。

ここでは、魅力的なアカウントを作るための、特に初期段階において重要なポイントを2つだけご紹介します。

「メッセージを明確にする」とは

「メッセージを明確にする」とは、実際に投稿するコンテンツの内容を明確にすることだけではありません。膨大な情報の流れるSNSの中で、自分のアカウントが容易に識別され、提供している価値が直感的に分かり、スムーズに読め(または視聴でき)、納得してもらえることを指します。
具体的には、以下の5つのアクションが徹底できれば、メッセージが明確になって行きます。

  1. 目的を決める
  2. 発信軸軸を決める
  3. プロフィールを整える(名前、写真、ヘッダーなどを含め)
  4. 返信する基準を決める
  5. フォローする基準を決める
  6. 上記の2、4、5を継続する(時々3も)

特に6については、書籍などではあえて念押しされることが少ない印象を受けますが、極めて重要です。
一般的にはどのSNSも、全く0の状態から始めてビジネスに貢献するまでフォロワーを増やすのには少なくても数か月、場合によっては年単位の時間がかかります。時々、数万単位のフォロワーを持つアカウントが「〇〇塾」のような形でスクールを開き、拡散に協力しまくることで、短期間にフォロワーを増やす例もありますが、それは、高額な授業料を払ってでも増やしたいと思うほど、フォロワーを増やすことが大変だからです。

なので、最初のうちはなかなかフォロワーが増えないかもしれませんが、それはごく当たり前のことであり、そこで止めてしまっては永遠にフォロワーは増えません。最初は、リアルで知っている人に反応してもらったりしながら、それでも少しずつ増えていくフォロワーの反応などを参考に、一定の発信軸の中で有益な情報を発信するように心がけましょう。
「メッセージを明確にする」とは

TTPでコンテンツの質を高める

TTPとは、「徹底的にパクる」の略です。
今からSNSを始めることの大きなメリットの一つに、既に大勢の先行アカウントがいることです。この先行アカウントを調査し、ベンチマークにできるアカウントを見付けたら、徹底的にパクって行くことで、短期間に自アカウントのコンテンツの質を高めることができます。
とはいえ、他のアカウントが投稿したコンテンツを、内容まで丸々パクるのはNGです。パクるのは飽くまでも、文章構成、発信のタイミング、画像や動画の使い方といった、魅力的なコンテンツの作り方だけにしましょう。なので、魅力的なコンテンツを発信していて、自分とキャラクターが似ていると思ったら、ダイエットのアカウントがビジネスのアカウントをパクるなど、別なジャンルのアカウントをパクるのでも問題ありません。むしろ、別ジャンルの方が、内容の重複度が更に低くなるので良いかもしれません。

まとめ

最後に、SNSは比較的安価で手軽に始められる代わりに、自社のフォロワーが増えるまでには少なくても数か月はかかりますし、ビジネスに貢献させるとなると難易度は更に上がります。そのため、志半ばで止めてしまう方も少なくありません。中には、「止めてしまうから成果に繋がらない」「成功するまで続けるから成功するんだ」といった発言をする人もいますが、いつまでやったらどこまでやったら成功するのか、全く分からない状態で何か月も何年も続けられる人は、ほとんどいないでしょう。

中には高額なスクールや情報商材を購入される方もいらっしゃいます。
効果があると信頼できるなら、そういったアプローチも悪くないと思いますが、当社ではもう少し違った提案をしております。当社では、SNS単体ではなく、ブランディングや広報PRと一緒に行い、組織全体としての情報発信を強化して行くことをお勧めしております。

メッセージを明確にできない場合は、たいてい、そもそも自分のブランドをちゃんと確立できていないということが少なくありません。なので、そこをしっかり確立させたうえでSNSのアカウントにも反映させていく。また、アカウントを作っても最初の頃はほとんど誰にも見てもらえないので、リアル店舗や集客イベントでアカウントを紹介し、フォローを勧める。そういった複合的な対応により、SNSの成長も、ブランディングも、広報PRも、複合的にかつスピード感をもって進めて行ける可能性が高まります。
上記についてご興味をお持ちの方は、お気軽にご相談下さい。

著者のイメージ画像

花村広報戦略合同会社
花村 憲太郎(Kentaro Hanamura)

15以上の仕事を経験後、サービス業のカスタマーケア部門のマネージャーとして、従業員教育や顧客満足度の向上に関わる各種施策を担当。平行して、中小企業診断士としてスモール・ミドルへのコンサルティングを経験。その後、自社と社外の任意団体で広報を担当し、プレスリリース、記者会見、メディア対応などを実施。 社内外での広報PRと経営の支援を通じ、広報戦略と経営戦略との一体的な対応により、自社の魅力を継続的に社内外に伝えることが重要であるとの想いを強くし、起業に至る。